旬のスモモ購入できます

13日からの大和まほろば館でのスモモ販売をPRする大和村産業振興課の福本新平課長補佐ら

13、14日 大和村の直売所で
2L・3L 数量限定「選りすぐりの果実」

 初夏の味覚「奄美プラム(スモモ)」は今期記録的不作だが、村産業振興課は13日から二日間、同村大棚にある直売所で、数量限定で販売に乗り出す。旬のスモモを購入できる貴重な機会になり、初日で完売の可能性がある。

 わずかながら地元市場に出荷されているものの、JA共販もないため購入機会が限られ、村役場への問い合わせが多いことからスモモ販売に乗り出すことになった。今年度は「昨年の気候などが原因と見られる歴史上の不作」となっており、また、新型コロナウイルス感染症の影響も重なり、毎年開催のスモモフェスタも見送られた。村産業振興課は「果樹の村・大和村の農家のみなさんが一生懸命に育てたスモモを、少しでも多くの方々に味わっていただきたい」としている。

 会場は村直売所「大和まほろば館」(営業時間午前9時から午後5時まで)。果実は3L・2Lサイズを準備。値段(3㌔箱いずれも税込み)は2L4500円、3L6千円、10個入りパックが千円。出荷量が少ないため例年より値段が高いものの、「自信を持って販売できる選りすぐりの物を販売致します」(同課)。販売数量は約210㌔(70箱程度)の予定。

 今期の同村のスモモ生産量は当初1㌧程度と見込まれていたが、現在で1・8㌧(自家消費、市場出荷を含め)あり、総生産量は2・5㌧程度と予測されている。村買い上げ品の多くは、まほろば館で販売しているスモモ加工品やソフトクリームの原料に回している。

 貴重な果実の販売は無くなり次第終了で、購入できるのは3㌔箱一人3箱まで。販売の問い合わせ先は大和まほろば館電話0997・57・2980まで。来場の際はマスク着用などコロナ対策を呼び掛けている。なお、週明けの月曜以降も販売することはあるものの、まとまって販売できるかは未定で、同館のフェイスブック、インスタグラムのチェックが必要。