「かぎんSDGs推進私募債」で亀津小・中にプレゼント

西川グループ代表らの肝いりで亀津小・中に「かぎんSDGs推進私募債」でプレゼント(合同贈呈式)=23日、亀津小で

西川グループが指定 「より充実した教育環境で学習を」

 【徳之島】鹿児島銀行(松山澄寛取締役頭取)は、金融商品「かぎんSDGs推進私募債」発行企業の▽㈱西川商事(所在地・徳之島町亀津、西川明寛代表取締役)▽西川運輸㈱(同、同)の両社が指定した同町立亀津小学校と亀津中学校に対し23日、竹馬や一輪車、大型扇風機、卓上得点板など備品(目録)を贈呈。SDGs(持続可能な開発目標)の「質の高い教育をみんなに」の配慮で、両校と児童生徒らを喜ばせた。

 「かぎんSDGs推進私募債」による寄付・寄贈は、同発行額(引受額)の一定割合を原資として、私募債発行企業(客)が指定した学校・団体などに鹿銀側が行っている。客の「想い」を同行の金融プラットフォームを通じて地域に届け、各種の課題解決を図る取り組み。銀行保証付私募債は、一定の基準を満たした優良企業の発行する社債が対象。西川商事、運輸両社の発行額はそれぞれ1億円(運転資金)という。

 今回の寄贈先は、西川グループ(鹿児島、奄美大島、徳之島で計10社・約60事業を展開)の西川代表取締役と西川雄一副社長の出身地の両校を指定。寄贈品目は、国連のSDGs目標の一つ「子ども達がより充実した教育環境で学習できる機会の提供」へ両校のニーズにも応え、亀津小に竹馬11対と一輪車9台、亀津中には大型扇風機2台・卓上得点板4セット・卓球ネットサポート1セット、CDプレイヤー1台(それぞれ20万円相当)。

 亀津小であった合同贈呈式。西川グループ本社の伊村博明徳之島事業部統括部長(54)は「西川グループ創業102年(目)は地域の皆様のおかげと感謝します。将来を担う子どもたちがより楽しくより充実した学校生活を」と期待。鹿銀の川越弘敦支店長が亀津小の狩集淳校長と児童代表迫田優士君(6年)、亀津中の崎山至校長と生徒会長・藤井大尊さん(3年)に目録を贈呈。現品はすでに納品済みで、4人が充実した活用の状況も交え鹿銀と西川グループにお礼を述べた。