医療機関にマスクや防護服

今井力夫町長(左)からマスク等を受け取る医療機関の関係者ら(右側)=知名町役場=

知名町提供「2波、3波必ず来る」

 【沖永良部】新型コロナウイルス対策として知名町は26日、町内の3医療機関にマスクや防護服などを提供した。今井力夫町長は「新型コロナの第2波、第3波は必ず来る。少しでも医療機関の役に立ちたい」と話した。

 同町は、国の地方創生臨時交付金を活用し、医療用のN95マスク計6500枚と防護服計600枚、アイソレーションガウン計100枚、シューズカバー計500枚を購入。各医療機関の規模に応じた枚数を配布した。

 贈呈式には、沖永良部徳洲会病院の松田勝次事務部長、本部医院の本部卓志院長、大蔵医院の大蔵英世院長の3人が出席。今井町長からマスク等を受け取った大蔵院長は「防護服が不足し、レインコートを代わりに使っていた。本当に助かる」。本部院長は「感染していると気付かずに病院に来る人がいるかもしれない。医師や看護師の安全のためにも感染対策用の資材は欠かせない」と語った。