2カ月遅れの「乾杯」

ビアガーデン初日も、開放的な屋外で大勢がビール片手ににぎわった

ビアガーデン始まる
ホテルビッグマリン

 奄美市名瀬長浜町の「ホテルビッグマリン奄美」で3日、夏の風物詩・ビアガーデンが始まった。新型コロナウイルス対策のため客数を例年より抑え、スタッフの予防対策を徹底。利用客らは楽しそうな雰囲気で「乾杯!」とジョッキをかち合わせ、開放的な屋外でおいしそうに喉を潤した。9月中旬ごろまで。

 例年ゴールデンウィーク前の開始も、今年は新型コロナウイルスの影響で約2カ月遅れのスタートとなった。コロナ対策としては、スタッフのマスク着用や消毒の徹底はもちろん、バイキングコーナーではビニール手袋も用意し、客同士の接触を軽減。席数は150人から100人に削減し、団体ごとにテーブル間の距離を広くした。

 同ホテル・向井純一代表取締役は「こういうご時世だからこそ、対策はしっかりととりたい」と説明。「ゆったりと間隔を空けることで、家族や仲間とゆっくり話せるというメリットもある。今年みんなでビアガーデンを楽しんでほしい」と話した。

 初日のこの日は、予約を打ち切るなど満員御礼。職場の仲間で訪れたという男性は「みんなとの飲み会も久しぶりで、とても楽しみにして来た。まだ(コロナの)不安もあるが、きょうはゆっくり飲みたい」と笑顔で話した。

 営業時間は午後6時~同10時まで(期間中は原則無休)。予約・問い合わせは、同ホテル電話0997―53―1321まで。