15点展示、「魚拓展」始まる

奄美磯釣連盟が誇る大物15点を展示した「魚拓展」が奄美空港1階ロビーで始まった

奄美近海の大物釣果が大集合
奄美磯釣連

 奄美磯釣連盟(原田真治会長)の50年の釣果を展示する「魚拓展」が29日から、奄美市笠利町の奄美空港ロビーで始まっている。全日本磯釣連盟記録のアラをはじめ、同連会員らが奄美大島近海で釣り上げた大物の釣果が大集合。来場者らは迫力のサイズに目を丸め、驚きの声を上げながら鑑賞を楽しんでいる。8月31日まで。

 同連は1968年の設立で、今年52年目。奄美で人気のクロやチヌなど、同連指定魚種で歴代記録を誇る15点を展示した。

 魚拓は、大保光年さんが1986年7月7日に笠利サンドラで釣った全日本磯釣連盟記録のアラ(165㌢、65・20㌔)をはじめ、昨年新たに記録を塗り替えた寿真太郎さんのハージン(98・5㌢、11・60㌔)などが展示。河野義一が釣った日本記録のナポレオンフィッシュ(159・5㌢、65・50㌔)なども、観る人の目を圧倒している。

 仕事が忙しく最近は釣りに行けていないという同笠利町在住の薗広久さん(63)は展示を眺めて「うらやましい限り」とせん望の眼差し。同連事務局の久野博さんは「会員50年間の記録。魚拓を楽しんで、釣りのメッカ奄美を感じてほしい」と多くの来場を呼び掛けた。