内海公園自由広場

真新しいすべり台などで楽しそうに遊ぶ子どもたち

複合遊具が完成
すべり台やアスレチック

 奄美市が同市住用町摺勝の内海公園自由広場に整備を進めていた遊具が完成し、31日供用開始された。同日は、同町の東城、住用の両へき地保育所の園児ら約20人を招待、記念式典が行われた。

 高さの違う3種類のすべり台やアスレチックなどからなる大型の複合遊具と3~6歳の園児らを対象にした小型の複合遊具など4種類があり、近くには休憩用のベンチを設置、転落防止柵なども整備した。管理は、同公園に隣接する奄美市住用観光交流施設「三太郎の里」の指定管理者、NPO法人すみようヤムラランドが行う。

 同市住用総合支所によると、同町の道の駅・マングローブパーク内に数年前まで木製遊具が設置されていたが、老朽化などから撤去されため、これまで、町内に遊具のある公園がなかった。施設は、同市が約4800万円をかけ整備。ふるさと納税約3400万円も活用。導入する遊具の種類は、市内の保育施設の関係者などの意見も反映させた。

 記念式典に招待された園児らは、みんなですべり台を滑ったり、アスレチックのロープをよじ登ったりして遊んでいた。東城へき地保育所の師玉心音ちゃん(6)は「すべり台が高くて、トンネルみたいになっていて面白かった。また遊びに来たい」と笑顔で話した。

 すみようヤムラランドの満田英和理事長(66)は、「久しぶりに子どもたちの元気な声が聞けてよかった。住用町の交流拠点である内海公園の魅力が一つ増え、地域の活性化にもつながることを期待している。手洗いや消毒など新型コロナウイルスの感染対策などもしながら、家族で遊びに来てほしい」と話した。