「紬フェスタ」2日まで

第3回紬フェスタが開幕。「本場奄美大島紬購入費等助成制度販売会」の会場で反物などを見学する来場者

各種体験コーナー企画
紬購入費助成制度販売会も

「第3回紬フェスタ」(本場奄美大島紬産地再生協議会主催)が1日、奄美市名瀬浦上町の奄美市産業支援センター内(駐車場及び建物内)で開幕した。2日まで開催。本場奄美大島紬購入費等助成制度販売会、機織り体験、泥染め体験、着付け体験、紬小物作りワークショップ(紬レザーかすりコーナー)、紬小物販売、紬図柄展示コーナー―などを企画。午前中は家族連れらが訪れ、各種体験を楽しんだり、駐車場に設置されたフードブースで飲食を楽しんでいた。

開会あいさつした同再生協議会の牧雅彦会長(本場奄美大島紬協同組合理事長)は「イベントは平成28年度から始まり、紬購入助成制度の周知、説明会を兼ねた販売会を毎年行ってきた。紬協組が浦上の市産業支援センターに移った平成30年度からは、支援センター施設の周知も新たに目的に加え、紬フェスタに気軽に参加できるようにお祭りのような雰囲気で行ってきた」などと述べた。

新型コロナウイルス感染症対策として、受付では、来場者に対し非接触型体温計による検温を実施し、消毒液使用の協力を求めた。一方、スタッフはフェイスガードを着用して接客した。

本場奄美大島紬購入費等助成制度販売会の会場では、紬の反物等が飾られていた。来場者の中には、熱心に各種反物を見学し、手に取って広げて見たり、スタッフに質問する姿も見られた。

無料の機織り体験コーナーでは、講師2人の指導を受けながら子どもや大人が機織りを体験した。

会場には、昔の大島紬製造現場で働く人々を撮影した映像をスクリーンに映し出すコーナー、明治時代の紬の布や「大島紬の伝統的絣紋様」展示コーナーが設置され、見入る来場者もいた。

母親と2人で来場した井上もえさん(赤徳小学校4年)は、機織り体験、着付け体験、「紬レザーかすり」コーナーでの小物作りに挑戦。「機織りはリズムが速くて楽しかった」と感想を話した。

紬販売会の時間は、2日も午前10時~午後5時。着付け体験の時間は、両日とも午前11時、午後2時、3時、4時から各5人ずつ。

問い合わせは、紬協組事務局電話0997―52―3411へ。