4日ぶり、新規感染

与論、新型コロナ
クラスター関連54人

 県は5日、与論町内で新型コロナウイルス感染者が4日ぶりに確認されたと発表した。
40代女性1人で、現在与論島内の医療機関に入院中。これで島内クラスター(感染者集団)の合計は54人となった。

 今回感染が報告された女性は、最初に島内感染が報告された女性と同じ医療機関の従事者。接触者の一人として、これまで2回(7月22・30日)実施したPCR検査では陰性だったが、8月1日に鼻閉感の症状が出、5日に受けた抗原検査で陽性が判明した。濃厚接触者の親族6人はきょう(6日)PCR検査を受けるという。

 なお、この40代女性は8月3日に勤務しているため、職場や院内の患者についてもPCR検査をする方針。島内医療機関関連の感染者数は今回を含め12人に上る。報道陣から院内感染の可能性を問われたのに対し、地頭所恵・県くらし保健福祉部長は「今後の調査で判断したい」と述べるにとどめた。

 島内感染者(53人)の所在は、県本土20人(医療機関16人、宿泊施設4人)、奄美大島島内5人(医療機関3人、宿泊施設2人)、与論島内の医療機関に4人。退院、退所者は24人とした。