イングリッシュ・デイ・キャンプ

スーパーマーケットで買い物時に使う英会話を学ぶ子どもたち

スーパーマーケットなど散策、英会話学ぶ
小学5、6年生対象
瀬戸内町教委

 瀬戸内町の小学5、6年生を対象とした「サマータイム・イングリッシュ・デイ・キャンプ」が同町のきゅら島交流館を拠点に行われている。11日は町内を散策しながら看板などの英語表記を探したり、スーパーマーケットで買い物する際に必要な英会話を学ぶなどした。

 同キャンプは、夏休みを利用し小学生に英会話に親しんでもらおうと、同町教育委員会が今夏初めて実施した。町内の小学5、6年生約40人が受講。8月4日~20日の週2回計6時間、町歩きやゲームなどを通し、基本的な英会話などを学ぶ。

 この日は小学生29人が参加。3グループに分かれて、町内を散策。店の看板や掲示物などに書かれている「Photo studio(写真館)」などの英語表記を見つけ、ノートなどにメモ。同町ALTのチャックさん(34)ら町教委の担当者に日本語の意味を聞くなどした。スーパーマーケットや、せとうち海の駅なども訪れ、店内で買い物や人にたずねる時に使う英会話を学んだり、街中で見つけた英単語を使って会話の練習をするなどした。

 阿木名小5年、里山阿有理さん(10)は「みんなと町の中の英単語を探したのが楽しかった。いっぱい英語が書かれているのにびっくりした」と話し、古仁屋小5年、南桜子さん(11)は「人にたずねる時に使う英語を教えてもらったので、実際に外国の人に通じるのか試してみたい。」と話した。同小6年、岩永青流(せいる)君(11)は「いろんな英単語の意味を知ることができた。もっといろんな人と英会話できるようになって、将来はアメリカで仕事ができるくらいになりたい」と、将来の夢を語った。

 チャックさんは「奄美大島が世界自然遺産に登録されると、もっと多くの外国人が来島する。子どもたちには島の案内人となって、英会話を楽しみながら島の魅力を伝えられるようになってほしい」と話した。