豊田(亀津中卒・九州情報大)、85㌔未満級V

第45回西日本学生相撲個人体重別選手権85㌔未満級で優勝した亀津中卒・豊田倫太朗(九州情報大)=提供写真

西日本学生相撲選手権 1年生、初出場で快挙
東日本で松元(赤木名中卒)2位、伊波(住用中卒)3位

 第45回西日本学生相撲個人体重別選手権(西日本学生相撲連盟主催)が13日、大阪府堺市の大浜公園相撲場で個人戦を行い、徳之島町亀津中卒の豊田倫太朗(九州情報大学1年)が85㌔未満級で初出場・初優勝の快挙を達成した。同大初の1年生優勝に豊田は「大学初めての試合で緊張もあったが、優勝できてうれしい。27日の全日本個人体重別選手権でも上位入賞目指して頑張りたい」と喜びを語った。

 豊田は亀津中学校を卒業後、樟南高校を経て今年度同大に入学。新型コロナウイルスの影響で大会中止が相次ぐ中、この日が学生相撲のデビュー戦を迎えた。

 決勝戦では関西大学3年・伊藤瑠吾相手に、上手出し投げで勝利。立ち合い肩透かしを食らったが相手まわしの右上手を引いてからは頭を付け、一気に勝負を決めたという。

 豊田は「(1年生で)まだまだ胸を借りる立場で、意外とリラックスして冷静に対応できた」。「まわしを取れれば勝てる自信はあった」と振り返り、全日本選手権に向けては「相手をビデオで研究し、チャレンジ精神・楽しく相撲を取りながら一つでも上位を目指したい」と意気込んだ。

 なお同日、東京都千代田区の靖国神社相撲場で行われた第47回東日本学生相撲個人体重別選手権では、赤木名中卒の松元亜斗夢(日本大学2年)が100㌔未満級で2位、住用中卒の伊波興輝(同2年)が135㌔未満級で3位とそれぞれ入賞した。松元は「けがで体調は万全ではなかったのでまさか準優勝できるとは思っていなかった。(全日本には)けがをしっかり治して優勝目指したい」と話し、伊波は「前年2位で優勝者にリベンジできてうれしかったが、もう少し頑張れた。全日本では1回戦突破を目標に上位を目指したい」と話した。

 3人は今月27日に同大浜公園相撲場で行われる全国学生相撲個人体重別選手権大会に出場する。