島暮らしのリアル語る対談

オンラインで対談する榮大吾さん(右)と平城修吾さん(左)

周防大島×奄美大島 課題や利点共有
榮さんと平城さん

 地方における事業主の活動支援や移住希望者の相談に乗るため立ち上がったオンラインサロン「田舎チャレンジャーラボ」のオーナー・榮大吾さん(31)はこのほど、奄美市名瀬在住の作業療法士(OT)・平城修吾さん(33)と、オンラインで対談を行った。地方や離島移住に興味のある人を対象に「島暮らしのリアルを語る」をテーマとした40分ほどの対談は、SNS(ソーシャルネットワークサービス)から生配信された。現在もウェブサイトから視聴可能だという。

 「オンラインサロン」とは、ウェブ上で展開される月額会費制・会員制のコミュニティのこと。会員制にすることで、交流が円滑にできるとして注目を集めている。

 榮さんは6年半勤めた大手銀行を辞め、東京から山口県の周防大島へ移住。集落支援員として働くかたわら、10ほどの「複業」を行い活動する。最近は遊休不動産などの活用にかかる官民連携事業も進めている。また同氏のツイッターフォロワー数は1万6000人を超え、田舎暮らしを検討する人へヒントとなる情報を発信している。

 今回は、榮さんが運営するオンラインサロンが8月から始めた対談企画の第2回目。対談では▽奄美大島と周防大島の違い▽島暮らしの一日▽島暮らしのメリットとデメリットーなどを語り合った。平城さんは、自身が鹿児島本土から奄美へUターンした経緯や、その後OTやウェブ関連の講師に携わる経験などを紹介し「離島では専門的な文献などの一次資料にアクセスしづらい。一方、メリットは事業主としてのチャンスが多いこと」などと話した。榮さんも「たしかに、地方の方が固定費も低く、競合も少ないためチャンスで打席に立てる回数が多い」と共感。また、対談中には視聴者から「家賃はいくらですか」「どんなお店がありますか」などと質問も寄せられ、二人が答える場面もあった。

 動画は配信サービスサイト「note」の「田舎チャレンジャーラボ」アカウントで観覧可能。

 ▽「田舎チャレンジャーラボ」https://sakaeruman.com/inaka/ILCLP.html

 ▽「田舎チャレンジャーラボnote」https://note.com/icl_info2020

 ▽「榮大吾さんのツイッターアカウント」https://twitter.com/sakaeruman

 ▽「平城修吾さんのツイッターアカウント」https://twitter.com/mr_gappai