龍郷町林道で合同パト

龍郷町林道を巡視する関係機関職員ら

盗掘・盗採防止へ 関係機関と連携し継続
環境省

 環境省奄美群島国立公園管理事務所は15日、関係機関と夜間合同パトロールを行った。

夜間のパトロールは、希少野生動植物の盗掘・盗採の防止を目的に、観光や帰省客が増える夏休み・お盆期間の7~8月から10月まで実施している。

 今回は同事務所と奄美警察署、奄美大島5市町村でつくる奄美大島自然保護協議体から各2人が参加し、計6人で龍郷町林道を巡視した。

 環境省の後藤雅文離島希少種保全専門官は「禁止区域内の違法トラップの発見や通報数は依然として多い。設置数が増えたというよりも、パトロールの実施や普及啓発活動の強化などによって、発見数が増加したものと推測する」と話した。

 同協議体の龍郷町担当者は「住民の意識は上がってきていると感じる。今後も『島の宝』である希少動植物を守るため、関係機関と連携して取り組んでいきたい」と意気込みを語った。