中学生が対策宣言

新型コロナ対策宣言を掲げる生徒たち=知名町、知名中学校=

 

コロナに負けない
知名中 出来ることまとめる

 

 【沖永良部】新型コロナに負けない――。知名町立知名中学校(神田良文校長 生徒数108人)が25日、新型コロナウイルス対策宣言を行った。生徒たちが夏休みを利用して新型コロナの怖さや予防策を調べ、自分たちが出来ることを四つにまとめた。

 新型コロナへの危機感を持ってほしいと、生徒会活動の一環として夏休みの終わりごろから宣言作りに取り組んできた。

 内容は▽感染予防の徹底▽コロナウイルスに対して正しい知識を持つ▽ひとりひとりの人権を尊重し、互いに支え合う▽医療従事者へ感謝の気持ちを持つ―の4項目。同日の全校朝会で発表した。

 生徒会メンバー12人は、ほかの生徒たちの前に立ち、新型コロナの感染力の強さや治療薬がないことを説明し、基本的な予防策である手洗い・マスク着用の効果とその重要性を訴えた。

 宣言を読み上げたメンバーは「自分や周りの人を守るためにも感染予防の徹底に努めよう」「感染した人への偏見や差別をやめよう」などと呼び掛けた。

 生徒会長の下田琳太郎さん(15)は「新型コロナへの危機感の低さを心配していた。私達が率先して行動することで住民の意識を変えていきたい」と話した。