公立高来春募集定員

大島学区は増減なし
28学級1120人 中卒予定者146人減
南薩学区2減、姶良・伊佐学区1減

 県教委は1日、2021年度の公立高校(市立7校含む)生徒募集定員を発表した。県内7学区のうち5学区で中学校卒業予定者数が減少する見通し。8高校(全日制8、定時制1)ある大島学区では、学区内の中学校卒業予定者920人(前年度比146人減)に対し、募集定員は28学級1120人(同増減なし)だった。

 同教委高校教育課によると、学級編成は1学級40人が基準。募集定員は中学校卒業予定者数や生徒の進路希望、学校や地域事情を考慮し、決定されるとした。21年3月の中学校卒業予定者数は前年度比で姶良・伊佐学区、大隅学区がそれぞれ増加したものの、残りの学区は5~146人の減少。県全体は1万4831人(同255人減)で、近年では過去最少を更新している状況。

 21年度募集定員数は、県立263学級1万490人、市立42学級1680人の合計305学級1万2170人。なお各学区に定める学区外からの普通科合格者の入学数を一定に保つための「一定枠」は360人(大島学区は対象外)となる。

 学級数の募集増減は、南薩学区で2減、姶良・伊佐学区で1減。また鹿児島学区の県立市来農芸高校で学級数増減を伴わない学科再編を実施する。

 県内の県立高校入試に関する主な日程、科目は次の通り。

 ▽推薦入学者選抜、帰国生徒等特別入学者選抜、連携型中高一貫教育校入学者選抜=2月4日(面接、作文など)▽一般入学者選抜(学力検査)=3月9日(国語、理科、英語)、10日(社会、数学)▽合格者発表=3月17日(第二次入学者選抜の実施校、実施学科、募集定員等も併せて発表)▽第二次入学者選抜=3月24日(面接、作文など)、合格者発表=同25日※県ホームページより