ギネス世界記録に認定

ギネス世界記録に認定

ユリの球根を植え付ける参加者たち=和泊町笠石海浜公園=

公式認定員(右)からギネス世界記録の認定証を受け取った喜井泰貴団長(左)=和泊町笠石海浜公園=

1時間にユリ球根 1万5690球植え付け
児童生徒ら参加、和泊町でイベント

 【沖永良部】ギネス世界記録「1時間に植えた花の球根の最多数」に挑戦するイベントが18日、和泊町笠石海浜公園であった。地元の小中高の児童生徒ら157人が参加。1時間で1万5690球を植え付け、ギネス世界記録に認定された。

 新型コロナウイルスの影響で各種イベントが中止となる中、子ども達の思い出作りのために同町連合青年団が企画した。町内の小学6年生と中学・高校の3年生のほか、同町連合青年団のメンバーらが参加した。

 これまでの記録は2019年にイギリスで達成された1万2864球。

 午後3時過ぎ、チャレンジがスタート。公式認定員と監視員らが、一つの穴に一つの球根が植えられているか、穴だけを掘り進んでいないかなどを確認。挑戦者は3人一組になって、1人が球根を撒き、ほかの2人が並べ、植え付けていった。

 チャレンジ終了後、公式認定員が記録達成を発表すると、全員が拍手とともに大きな歓声を上げた。

 認定証を受け取った同町連合青年団の喜井泰貴団長(30)は「挑戦することに大きな意味がある。参加した子ども達が島を出ても、この沖永良部島で育ったことに自信をもって欲しい」と涙を流して喜んだ。

 沖永良部高校3年の伊村青空さん(18)は「高校卒業後は島を出る予定。記録を更新できるか不安だったが、友達と協力しながら良い思い出を作ることが出来た」と話した。