壁画で防犯呼びかけ

完成した壁画と制作した子ども達=沖永良部警察署=(提供写真)

地元の子ども達らが制作
沖永良部防犯協

 【沖永良部】地域住民の防犯意識を高めようと、沖永良部防犯協会は18日、沖永良部警察署駐車場に壁画を完成させた。不審者から身を守る標語「イカのおすし」をテーマに、地元の子ども達が制作に関わった。

 全国地域安全運動(今月11~20日)に合わせて作ったもの。知名町で看板店を営む、伊集院昌茂さんと沖永良部柔道スポーツ少年団が作業を行った。完成まで2週間をかけた。

 壁画は縦2・2㍍、横10㍍。回転すし屋の大将を思わせる巨大なイカを中心に、その周りを寿司ネタと一緒に、「(知らない人の)車に『の』らない」「『お』お声を出す」「『す』ぐ逃げる」など、子ども達が不審者に遭遇した場合の対応を文字で描いた。

 同署生活安全刑事課の寺内順平警部補は「来訪した人にこの壁を見てもらい、少しでも防犯意識の向上につながって欲しい」と話した。

 全国地域安全運動の全国重点は▽子どもと女性の犯罪被害防止▽特殊詐欺の被害防止―の2項目。同署では、住宅・店舗等の建物を対象とした窃盗犯罪の被害防止を呼び掛けている。