宿泊・体験プログラムで助成

体験メニューで人気のマングローブカヌー(参考資料)

奄美大島5市町村 事業所応募呼びかけ
まずは内需拡大を

 奄美大島島内の5市町村は12月1日から、島民を対象にした「宿泊・体験プログラム利用助成事業」をスタートさせる。新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ経済の回復が狙い。参加事業者の登録を26日から募集する。行政機関や関係団体は「冬季は観光の閑散期に入るため、まずは内需を拡大させて地域の経済活動を後押しできたら」と事業効果に期待する。

 事業は今後提供される宿泊料、または体験プログラム利用料のうち、1人1回当たり自己負担分の50%相当を助成(上限2万円)するもの。対象期間は来年2月末まで。

 今年6・7月、奄美市民を対象に市内での宿泊・体験プログラム費用助成事業(予算1千万円、71事業者登録)を実施したところ好評だったため、第2弾は島内自治体が加わりエリアを拡充した。

 事業事務局の一社あまみ大島観光物産連盟は「宿泊や各体験を通じて地元の魅力を知る機会になる。メニュー充実に向け多くの事業者が参加してもらえたら」と参加を呼び掛けている。

 サービスを提供する事業者は所在する自治体への事前登録が必要。登録は無料で、受付は今月26日から11月4日まで。申請書は5自治体のホームページからダウンロードできる。

 問い合わせは電話0997―52―1148(奄美市紬観光課)。