奄美市「ほーらしゃ券」

プレミアム率、発行総額ともに例年を上回って販売される奄美市の「ほーらしゃ券」(見本)

市民生活と店舗の事業継続支援
11月1日販売開始 プレミアム率37・5%
1人4万円分まで購入可能

 奄美市プレミアム商品券発行事業実行委員会(会長=森幸一郎・奄美市通り会連合会会長)は、市内の中小小売店などで利用できるプレミアム付き商品券「ほーらしゃ券」の販売を11月1日から開始する。例年、年末年始に向け、地元商店街での利用促進など地域経済の活性化を目的に実施しているが、今回は、新型コロナウイルスの影響による経済対策として、さらにプレミアム率を上げて発行し、市民生活と店舗の事業継続を支援する。

 ほーらしゃ券は1冊、500円券11枚つづり(5500円分)。これまで5千円(プレミアム率10%)で販売していたが、今回は4千円(同37・5%)で購入できるようにした。また、できるだけ多くの市民が利用できるよう昨年度より1万2千冊多い5万冊を発行。発行総額は2億7500万円(販売総額2億円)で、11月1日(販売数3万5千冊)と12月15日(同1万5千冊)の2回に分けて販売する。

 対象者は奄美市民で、1人10冊(購入額4万円、5万5千円分)まで購入できる。購入の際は、免許証など市民であることが確認できる身分証の提示が必要。

 販売場所は、名瀬地区が奄美大島商工会議所、三洋スポーツ、のせ文具、東京堂、サッカーショップリベロ、住用地区が三太郎の里、笠利地区があまみ商工会、味の郷かさりの計8カ所で、午前10時(一部は午前9時)から販売を開始する。

 利用できる加盟店は、市が7月に実施した応援券の利用店舗とほぼ同じ、570店舗ほどで、現在も登録を呼び掛けている。使用期限は来年3月15日までで、換金期限は同22日。

 森会長は「新型コロナの影響で市民の暮らしが厳しくなっている中、生活支援のため従来よりもお得な内容となっている。年末や入学準備などこれから入用なことも増えてくるはず」と話し、多くの市民の利用を呼び掛けている。

 問い合わせは同実行委事務局(奄美市商工情報課内=電話0997―52―1111内線5307)へ。