徳之島町 ふるさとチョイス大感謝祭でPR

日本最大級「ふるさとチョイス大感謝祭」(オンライン)で、徳之島町へのふるさと納税に感謝=7日、同町「美農里館」

「島に元気と笑顔が」ふるさと納税に感謝

 【徳之島】日本最大級のふるさと納税イベント「ふるさとチョイス大感謝祭2020」(㈱トラストバンク主催)が7日から2日間、全国86自治体の参加でオンライン開催中だ。初日は県内離島から唯一今年も徳之島町が積極的に参加。「島に元気と笑顔」をもたらしている全国のふるさと納税(寄付)者たちに感謝するとともに、その使途や投資効果、返礼品の種類なども紹介し、さらなる納税協力を懸命にアピールした。

 全国自治体や地域の事業者や生産者が寄付者たちに感謝を伝える最大級のふるさと納税イベント。昨年は横浜会場であり徳之島町も初参加。今年は、新型コロナウイルスの影響で、全国86自治体をインターネットで結び生配信する初のオンライン開催に移行。テーマは「みんなで楽しもう!ふるさとからのありがとうを感じて」。

 徳之島町の生配信は7日正午から同町総合食品加工センター美農里館(徳和瀬)であった。司会進行役は町企画課ふるさと思いやり応援推進室の堀貴久室長(42)が担当。ふるさとチョイス・ステージでは地元の若手唄者、澤愛香さん(29)=町地域営業課職員、元中学生民謡日本一=が、出会いの喜びや感謝も表す「朝花節」を披露。〝気の弱い牛さんがハブの着ぐるみを着て強がっている〟との町公式マスコット「まぶ~る君」も全国に紹介された。

 パーソナリティーの堀室長は、19年度実績の約3万件・総額約6億5千万円のふるさと納税にあらためて感謝。その使途例、町公園への遊具設置、都心での中高生職業体験、子育て支援の出産祝い金支給、サンゴ礁移植、アマミノクロウサギ保護・タンカン農家との共生取り組み―など各種事業への活用、投資効果などの一端も報告。

 また、島内の小さな事業者たちが作った黒糖、あら塩(天然塩)、野生ミカン100%ジュースなど「島の恵みセット」、美農里館製造のジェラートなど返礼品の数々も紹介。機知に富み流ちょうで懸命なアピール後は、軽快な「ワイド節」の歌踊りで感謝と島の元気も発信。全国の視聴者からは感想などコメントが次々と寄せられた。

 同僚たちと積極果敢に企画立案、年間約3万件・約6億5千万円のふるさと納税財源を町にもたらしている同推進室の堀室長。「疲れるが楽しい。島をもっと元気にしたい。小さな町であっても、商品(返礼品)の見せ方や使途などアイデアを出せば、島外の自治体とも戦えると思う」とも話した。