サポートカーの性質も学ぶ

安全運転サポートカーの性能などが紹介された交通安全教室

高齢者ら参加 奄美自校で交通安全教室
奄美署

 高齢者の交通事故防止を目的とした交通安全教室が20日、奄美市名瀬の奄美自動車学校(矢野廣行校長)であった。市内の老人会や地域女性団体などから約40人が参加、安全サポートカーの性能や夜間の道路における運転時、歩行時の危険性や夜光反射材の効果などを学び、安全運転の心構えを新たにした。

 教室は奄美署が主催、朝仁・浦上地区老人会、県交通安全協会奄美地区協会などが参加。同署の堀泰裕警部補が、同署管内の10月末の交通事故の概要などを説明。交通事故が約800件発生し、うち高齢者による事故が25%を占めていることなどを報告した。また近年、高齢者によるブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が多発していることをふまえ、今回は市内の自動車販売店「内山商事」の協力を得て、実際に自動ブレーキや誤発進抑制機能、ふらつき警報機能が付いた安全運転サポートカーの性能なども紹介された。

 また、日暮れを待って夜間運転の注意事項などについても説明があり、20㍍ほど離れた位置から黒や白色の服を着用した歩行者がどのように見えるか確認。同校の矢野校長は、「夜間はドライバーから歩行者を確認しにくくなる。反射材を身に着けたり、白い服を着るなどして、自身の身を守ってほしい」などと話した。