和泊町・「一坪チャレンジ農園」

野菜の種をまく参加者ら=和泊町=

野菜作りを体験しよう
管理作業も参加者で

【沖永良部】和泊町環境保全型農業推進委員会(伊村達児会長)は21日、町内の畑で野菜作り体験会を行い、参加した親子ら14人が野菜の種を植え付けた。収穫までの期間、水かけや雑草取りなどの管理作業も参加者で行う。

同委員会では、除草剤や化学肥料などをできるだけ使わない環境と健康に配慮した農作物の生産に各家庭で取り組んでもらおうと、「わどまり一坪農園モデル事業」を展開している。

今回、野菜作りを体験できる「わどまり一坪チャレンジ農園」を準備。講師は、同推進委員会の伊村会長(52)と和田正仁さん(54)が務めた。

参加者は、インゲンやチンゲンサイ、ニンニクなど9種類のうちから育てたい種を選び、種をまいた。

中渡瀬龍成さん(8)は「いろいろな種をまいた。収穫が楽しみ」。父親の久成さん(43)は「体験を通して野菜の好き嫌いがなくなって欲しい」と話した。

伊村会長は「環境保全型農業を知ってもらうきっかけになれば」と語った。

植え付けた野菜は、40~50日ほどで収穫できるという。