「朝仁千年松」表札で蘇る

まちのシンボルだった朝仁千年松(奄美市立博物館提供)


抽選配布される表札。側面に右の焼印が施される

奄美市、200枚抽選配布
市民対象 応募締め切りは1月8日

 奄美市農林水産課は、惜しまれながら枯れてしまった「朝仁千年松(愛称)」を活用して表札を200枚作成し、抽選で無料配布する。奄美市産の木材製品に多くの市民が触れる機会を増やしたいとの思いから企画された。

 表札は、2018年6月28日に松枯れで伐採された奄美市名瀬朝仁新町のリュウキュウマツ「朝仁千年松」の松材を活用してつくられた。旧県道沿いの千年松公園内にあった「朝仁千年松」は樹齢推定230年、神松木(カンマチゲ)として地域を見守ってきたまちのシンボルで、堂々とした枝ぶりがきれいで魅力的だった。

 表札の素材はリュウキュウマツ、サイズ縦180×横80×幅30㍉。表札横に「朝仁千年松」の焼印が施されている。21年1月25日~2月19日までに渡す予定。受け取り後各自で名入れとなる。防虫・防腐加工済だが、仕上げ加工は施していない。

 応募要項は次の通り。①応募資格=奄美市民であること、1世帯に1件まで、奄美市役所(名瀬・住用・笠利各支所いずれか)での直接受け取りが可能、素材の性質上若干の歪みや寸法の誤差・風合いの違いがあることを了解のこと②応募方法=ハガキに住所、氏名、連絡先、受取希望場所(名瀬・住用・笠利)を明記③応募先=〒894ー0025奄美市名瀬幸町25ー8奄美市農林水産課「朝仁千年松」担当まで④応募締め切り=21年1月8日消印有効⑤当選通知=当選者のみに1月22日までに発送。

 12月号の「奄美市だより」にも告知が掲載される。

 問い合わせは農林水産課管理係☎0997ー52ー1111(内線5133)まで。