瀬戸内町ホノホシ海岸など清掃

ホノホシ海岸で清掃をする参加者ら

回収したごみ(一部)=いずれも提供写真=

きれいな海を守るために
環境省&瀬戸内海を守る会

 環境省は25と26日の両日、ダイビング業者がつくる「瀬戸内海を守る会」(祝隆之会長、16業者登録)と連携し、瀬戸内町ホノホシ海岸、ヤドリ浜、白浜、西古見で漂着ごみなどの清掃を行った。会員16人と環境省職員、瀬戸内町役場職員ら合わせて約20人が参加した。

 地元民間団体等を活用した国立公園の海域適正管理強化事業(国立公園マリンワーカー事業)の一環。国立公園内の美化やウミガメ等の海生生物および海域景観の保全を図ることを目的としている。

 両日で2㌧トラック4台分の漂着ごみを回収した。回収したごみは発泡スチロール、係留ブイ、漁網、ペットボトルなどが多かった。

 ホノホシ海岸は太平洋に面し、海岸の石や砂利は荒波にもまれて玉石となっている。白い砂浜が続くヤドリ浜ととともに人気の観光スポットで、奄美群島国立公園の第2種特別地域。

 奄美群島国立公園管理事務所の早瀬穂奈実国立公園管理官は「海でダイビング事業者と一緒に美化活動をしたのは初めての試み。国立公園の美化は地域の人々と一緒にやることが重要だと考えている。特に観光地にもなっている海岸なので、観光客に奄美の魅力を伝えるためにもこのような活動を続けていきたい」と語った。