母間小4年生 オンライン交流事業

滋賀県草津市の小学校とオンライン交流授業を行った母間小4年生たち=1日、徳之島町

徳之島町―滋賀県約1千㌔
県名当てクイズ、名物紹介も

 【徳之島】徳之島町立母間小学校(青﨑幸一校長)の4年生6人は1日、滋賀県の小学校の児童たちとオンラインで交流授業した。互いの「ここは何県?」クイズに始まり、それぞれの名物や学校の様子なども紹介。本州と離島。約1千㌔離れた双方の環境の違いにも関心を寄せ、質問し合うなど目を輝かせた。

 4年生の社会の授業の一環。滋賀県からは草津市立老上西小学校4年2組の児童30人が参加。オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」で両教室を結んであった。ICT通信教育・出版大手が交流先を紹介。母間小は県外校とのオンライン交流授業は3年ぶり。

 クイズ「私たちの住んでいる都道府県は?」のヒントで、老上西小児童たちは、「私たちの県知事は三日月大造。有名な武将は織田信長、安土(あづち)城、琵琶湖があります」。母間小側は「(地図上の県本土は)口を開けた竜に見える。焼酎生産量日本一。多くの離島がありその面積を合わせると日本一です」などとアピール。

 大声でそれぞれの県名を当て合った後は、日本三大和牛の一つ近江(おうみ)牛や日本一大きな湖の琵琶湖に対し、特産のサトウキビや豊かな自然文化などそれぞれ地域の特色を紹介。学校の様子や校歌の合唱でもエールを交換。老上西小(児童数約700人)側は、母間小(児童数40人・複式学級)の規模にも「え~」と驚嘆の声を上げていた。

 母間小4年生の久保力琉君は「琵琶湖で県名が分かった。滋賀県のいろんなことを知ることができてよかった。(100㌘約2千円という)近江牛の肉も食べてみたいとも思った」と目を輝かせていた。