徳之島で新たに13人

徳之島地区の新型コロナ感染者搬送に加わった陸自那覇駐屯地第15旅団ヘリコプター隊のヘリ。左奥は3日連続の海上保安庁航空機=8日、午後1時55分、徳之島空港

クラスター関連は5人 飲食店名を公表
新型コロナ

 【鹿児島】県は8日、県内で新たな新型コロナウイルス感染者が18人確認されたと発表した。徳之島では13人(徳之島町10人、伊仙町3人)が確認された。このうち徳之島町の60代から80代の男女5人は、同町内2カ所の飲食店であった会食で発生したクラスター(感染者集団)関連。7日までに判明した分と合わせてクラスター関連は計24人となった。県は「不特定多数の感染が発生した可能性がある」として感染防止の観点から、飲食店のうち1カ所は同町亀津の「COCO(ココ)」と店名を公表した。

 発表によるとクラスターは11月28日に「COCO」ともう1カ所の飲食店で会食した際に発生した。24人のうち18人が会食参加者で、1人は「COCO」の従業員、5人は会食参加者の親族。もう1カ所については個室での会食であり、従業員の感染も発生していないことから店名は公表されなかった。県では11月27日から12月3日までに「COCO」を訪れた可能性がある人は、受診・相談センターへの連絡を呼び掛けている。

 感染者の搬送で徳之島内が8人(同島の医療機関2人、自宅待機6人)、奄美大島9人(医療機関2人、宿泊施設7人)、県本土16人(医療機関7人、宿泊施設9人)。島外搬送は海保のほか、陸自ヘリ(陸上自衛隊那覇駐屯地第15旅団ヘリコプター)も対応にあたっている。