奄美市など官公庁で仕事納め

1年を振り返り、朝山市長の訓示が行われた奄美市の仕事納め式

「新しい年輝く年に」
新型コロナに追われた一年振り返る

 奄美の官公庁は28日、「仕事納め」を迎えた。奄美市役所では仕事納め式があり、朝山毅市長は、新型コロナウイルスの感染対策などの対応に追われた2020年を振り返り、 職員の一年の労をねぎらい、その働きに感謝を伝えた。

 同市の仕事納め式は例年、約200人の職員らが出席して行われるが、今回は新型コロナ対策として密になることを避けることや、働き方改革などの観点から部課長級の幹部職員と勤続25年表彰を受ける職員ら計約60人が出席。そのほかの職員らにはモニターなどを通して、朝山市長の訓示をライブ配信した。

 朝山市長は東京オリンピックや「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録、かごしま国体など予定されていた多くのイベントが中止や延期となったことに触れ、「奄美が躍動する1年となるはずだったが、大きく環境が変わってしまった」などと振り返る一方、「職員一人一人が懸命に職務に当たってきたことに敬意を表したい」などとねぎらった。

 また、来年に再び世界自然遺産登録を目指していることなどをあげ、「年末年始は英気を養い、新しい年が輝く一年になるよう皆さんの力を結集してほしい」などと呼び掛けた。

 同市を含む群島内の官公庁の仕事始めは1月4日。