読み聞かせをする金田一央紀さん(右)=知名町中央公民館=
エタノールロケットの実験をする児童ら=知名町あしびの郷・ちな=
読み聞かせや実験楽しむ
【沖永良部】科学の祭典&図書館祭りが20日、知名町の各会場であった。訪れた児童生徒らは、読み聞かせや各種実験などを楽しんだ。
中央公民館で行われた読み聞かせでは、劇作家の金田一央紀さんがクリスマスにちなんだ物語を披露。登場人物に合わせて声を変えたり、演技をしたりしながら話を進めた。このほか、工作体験なども行われた。
科学の祭典は、あしびの郷・ちなで開催。気圧を下げることで空き缶の形を変形させる実験や、ペットボトルを再利用してメダルを作る実験など21ブースが準備された。講師は、島内の中学・高校の教職員らが務めた。
エタノールロケットのブースでは、空き缶に入れたエタノールを温めて気化させ、火をつけることで小さな爆発を起こして紙コップを飛ばす仕組みを説明。屋外で実験し、「ポン」という音とともに紙コップが3㍍ほど上空に飛ぶと、子ども達から歓声が上がった。
住吉小4年の大津友愛さん(9)は「音に驚いたけど、すごい高く飛んだ。楽しかった」と話した。