児童がボッチャ体験

ボッチャを体験する児童ら=和泊町=

 

競技の楽しさ味わう
和泊小、講演会も

 

 【沖永良部】ボッチャ体験活動・講演会が13日、和泊小学校(福元哲勇校長)であった。4~6年生122人が参加。競技の楽しさを体感し、講演ではパラリンピックの大切さを学んだ。

 ボッチャの体験を通して、障がい者への理解を深めてもらおうと開催。同小は、今年度のオリンピック・パラリンピック教育推進校になっている。

 鹿児島県パラアスリートクラブの福水優士さん、丸野奈央さん、加治屋哲郎さんの3人が講師を務めた。

 ボッチャは東京パラリンピックの正式種目。赤と青の二つのボールを投げ合い、目標球(白)にどれだけ近づけられるかを競う。

 ルールの説明後、チームに分かれて試合を行った。児童らは「相手のボールを弾いて」「白に当てたらどうなるの」などと話し合いながらボールを投げていた。

 講演では、丸野さんがパラリンピックの歴史やボッチャの成り立ちを紹介し、「限界に挑戦するパラリンピアンの姿は、発想の転換が必要であることを気付かせてくれる」と述べた。 

 4年生の西彪斗さん(10)は「体が不自由な人でも楽しめるスポーツがあることを知った。相手のボールを弾こうと思ったけど難しかった」。6年生の市來環さん(12)は「狙った場所にボールが投げられないと悔しいし、上手くいった時はとてもうれしい。すごく深みのあるスポーツ」と話した。