テレワークスペース設置へ

テレワーク部(仮称)設置を予定している「すこやか福祉センター」(瀬戸内町古仁屋)

起業や副業後押し 指定管理者を公募
瀬戸内町

 事業者の受け入れを推進しようと瀬戸内町はこのほど、町役場に隣接する「すこやか福祉センター」2階にテレワークスペース施設「テレワーク部」(仮称)の設置を計画している。整備完了は2021年度を見込み、現在施設の指定管理者を公募中(受付締め切り2月19日)。テレワークを通じた起業や副業を後押しし、地域経済の循環を図るという。テレワークに特化した自治体による施設整備は例がない。

 町は新型コロナ対策臨時交付金を活用し、「持続可能な地域づくりに向けた戦略拠点形成事業」6千万円を昨年12月議会で予算化。鉄筋コンクリート製で2階建ての同センター改修費3840万円などを盛り込んだ。

 町はコロナ禍で広がりを見せているテレワークやリモートワークに対応した施設整備を計画。施設の指定管理業務(コミュニティデザイン形成事業1千万円)はその一環と位置付ける。

 指定管理希望者にはワーケーションや「新たな生活スタイル」を見据え、センター2階に設置するテレワークスペースの活用案を呼び掛け。またホームページ開設や空間リニューアル活用事業者との連携なども求めていく。

 同町企画課は「施設の運用については施設管理者と連携しながら進めたい」としている。

 書類選考後、2月24日にプレゼンテーションをオンラインで実施し、同26日に決定する。指定管理期間は今年4月から来年3月まで1年間。

 同町ホームページ掲載の申請書による申込み。問い合わせは企画課企画振興係(電話0997―72―1112)まで。