歌と踊りで紡ぐ朗読劇「えらぶゆり物語」

本番に向け練習に励む出演者ら=30日、和泊町あかね文化ホール=

今月28日上演、本番に向け練習

  【沖永良部】島民創作ミュージカル「えらぶ百合物語」(百合の会主催)による朗読劇が今月28日、和泊町あかね文化ホールで上演される。園児から高校生までの31人が本番に向け練習に励んでいる。

 島の特産品である「えらぶユリ」が誕生した実話をもとに描かれた作品。鹿児島を拠点に活動している演出家の松永太郎さんが脚本を手掛けた。

 2018、19年度は、ミュージカル上演だったが、今年度は新型コロナウイルスの影響で内容を変更、「歌と踊りで紡ぐ朗読劇『えらぶゆり物語』」として上演する。

 公演は、1部が朗読劇。2部のコンサートでは、子ども達が歌と踊りを披露する。

 昨年5月のオーディション後、毎週1回稽古を重ねてきた。先月30日の全体練習では、ダンスの振り付けや立ち位置を確認した。

 出演する知名中1年の福山玄太さん(13)は「公演ができることに感謝。多くの人に喜んでもらえるような舞台にしたい」と話した。

 28日は2回公演で、午後1時と午後6時から開演。チケットは全席1200円。問い合わせは、百合の会事務担当080―5203―2057。