我が一族 先代の畧歴 奄美の歴史を尋ねて

我が一族 先代の畧歴 奄美の歴史を尋ねて

曽祖父・第19代 保(保岡) 英信

先祖にノロがいること示す首里王府から発給されたノロの辞令書(吉久家所蔵)

 

 新世紀を迎える最後の年、2000年のことでした。先祖に導かれるよう私は、宇検村名柄へ墓参りを果たしました。それを機に曽祖父・第19代・ 保(保岡) 英信(名柄小学校2代目校長)が残した追想録に出会ったのです。保岡一族の家系小史といえるそれは、同時に、奄美の歴史の一部も記されておりました。その文面を読み解き綴ることで、当時の奄美にも迫ってみたいと考えたのです。

 曽祖父・保岡英信妻・直松(幸家より出ず)、曽祖母方にもノロはおりました。直松従兄弟・幸吉安が宇検村名柄の吉久家へ嗣子に入り、吉久家所有の首里王府から発給されたノロの辞令書(琉球王朝より屋喜内間切の名柄掟職補任辞令書(嘉靖35年‥1556年)他・古琉球の辞令書には、1554年・屋喜内間切の名音掟職補任辞令書はじめとし、1571年・瀬戸内間切の阿木名目差職補任辞令書、1572年・屋喜内間切の崎原目差職補任辞令書、1583年・名柄ノロ職補任辞令書が、所蔵されており、ノロ関係の遺品とみられる、勾玉・水晶、それを入れる櫃や扇などが遺されている記述がありました。そして私自身、幼少期より霊感が強く、曾祖父母の家系よりノロの能力を受け継いでいることを、2000年の墓参りで確信したのでした。これほどノロの遺品があるのは、ほとんど例がないそうです。

 その後、奄美の著名なノロ・ユタから『霊能力が強い』と言われました。

 数年後、その方が私の自宅のリビングに笑顔で座っていました。不思議な気持ちで奄美に電話をしたところ亡くなっておりました。ある時、私が店舗に入るとたちまち満席になり、コンサルをしている美容室も130店舗中、物販売り上げが2位に、また絶版に近かった書籍が1ヶ月に千冊以上売れるという、物やお金が動く現象が常に起きております。

 私のスタッフの亡き御尊父・御母堂からのメッセージで御尊父より『足袋が気になる』とのメッセージを伝えたところ、造園業をされていた御尊父の新品の地下足袋が庭の物置からたくさん出てきました。また、箱の中にカメオのブローチが見えると伝えると、御母堂の遺品にあったのです。

 さらに、ほかのスタッフが車の鍵を紛失した際、『巾着の中にあるのが見える』と詳細を伝えると、場所、色形まで一致したのです。

 電話や手紙は、鳴った瞬間に開封前から内容が、メールやLINEに関しても文字(絵文字でも)から相手の状態が見えてきます。毎年リトリートでお世話になっている瀬戸内のHOTEL THE SCENE・小林良輔総支配人のインタビュー記事(2月7日付)にもあった通り、宿泊の際には必ず龍神様(土地に居る自然霊)がお出ましになるのです。

 こうした不思議な現象はノロからのインスピレーションによるものです。それは、声で聞こえたり、匂いで感じたり、視えたり、色々な形でお知らせくださるのです。先天性で先祖から頂いた能力ですが、「日常生活こそ本番」目の前の生活を味わい、より自分らしく、周波数高く、未来をより楽しくするために「今を生きる」が私の思うスピリチュアルであり、日々ご機嫌に過ごすことです。