養護老人ホーム「長寿園」起工式

起工式で安全を祈願して鎌入れをする本部卓志理事長=知名町=

老朽化で建て替えへ 知名町

 【沖永良部】老朽化のため建て替えが決まった社会福祉法人ともお会(本部卓志理事長)が運営する知名町の養護老人ホーム「長寿園」の起工式が3日、現地であった。関係者ら約40人が参加し、工事の安全を祈った。新施設は12月末に完成し、来年1月開所予定。

 長寿園は1970年に町営の養護老人ホームとして開所。2019年に町から同法人に運営を移管した。

 新施設は、特別養護老人ホーム「さくら園」の北側に建てられる。敷地面積は4256平方㍍。鉄骨造平屋建てで延べ床面積は約1960平方㍍。定員は50人で、現在の施設利用者50人全員が入所する。

 安全祈願祭で鎌入れをした本部理事長は「施設が古く、不便な点があったと思う。新しい施設は、台風などの災害発生時には避難所としての機能もあるので、利用者は安心して生活できる」と話した。