「シマ桑」PRイベント

シマ桑をPRするイベントの参加者と、ゆるキャラの「しまらっきょくん」=知名町=

若者参加で商店街盛り上げる
知名町、活性化に一役

 【沖永良部】知名町の特産品「シマ桑」の販売促進イベント(同町役場農林課主催)が29日、同町の土産物店「主婦の店」であった。知名、和泊両町の若者が店頭に立ち、シマ桑のPRと商店街の活性化に一役買った。

 「主婦の店」を経営する森照代店長(62)と店の常連客の山田祐実さん(30)、同町役場農林課シマ桑担当の吉田雄輝さん(23)の3人が中心となり、コロナ禍で客足が遠のく商店街を盛り上げようと企画した。

 店の前の特設ブースでは、生地にシマ桑を練り込んで作った島の伝統的なお菓子「やちむち」とシマ桑かき氷、シマ桑青汁の3商品を無料で販売。新型コロナウイルス感染拡大防止のためにドライブスルーでの提供も行った。

 この日は、両町の20代の若者達や沖永良部島のゆるキャラ「しまらっきょくん」もイベントに参加し、商品をPRした。

 訪れた家族らは、シマ桑の商品を味わいながら、店内で買い物も楽しんでいた。

 山田さんは「このイベントが島を元気にするきっかけになってほしい」。森店長は「若者が頑張ってくれている。シマ桑でみんなが健康になれば、町も盛り上がる」と笑顔を見せた。

 吉田さんは「まずは島の人にシマ桑を使ってほしい。これからもイベントを続け、島外へのPRにつなげたい」と話した。

 イベントは30日も行われる。