稲刈りシーズン到来!

稲刈り機での刈り取り作業に汗を流す大江強さん。知人ら5人が作業を応援

龍郷町秋名・幾里 大江さん「米の出来は良い」

 「稲刈りシーズン到来」―。龍郷町秋名・幾里地区は、田んぼと畑が広がる農業地区として知られる。この地で米を育てている大江強さん(65)=安木屋場在住=の田んぼで13日、稲刈り作業が行われた。幾里にある大江さんの田んぼで一番早く稲刈り作業をしたのは、コシヒカリを育てた田んぼで、稲刈り機で手際よく稲を刈り取り、応援に駆け付けた知人らが手刈り作業も行った。大江さんは「今年は台風被害もなく、天気に恵まれ、米の出来が良い」と話した。

 大江さんによると、8カ所の田んぼで「コシヒカリ」「イセヒカリ」「あきろまん」の白米品種を育て、黒米も栽培している。また、マコモを14カ所で栽培している。

 この日、稲刈り作業したコシヒカリを植えた田んぼでは、3月中旬に田植えを行い、無農薬、無肥料で育てたという。稲刈りまでに3回草取り作業した。収穫前に稲はスズメ、ハトなどの食害を受けたが、「防鳥ネットなどの鳥対策はしなかった」(大江さん)。

 収穫作業には、知人ら5人が応援に駆け付け、午前10時すぎから作業開始。稲刈り機で稲を刈り取っていくと、機械に設置された「ひも」で縛られた稲の束が機械の右側に次々と倒れていった。一方、知人4人は手刈り作業していた。

 刈り取った稲は、安木屋場の自宅前で1週間ほど天日干しをした後、脱穀、精米作業をする計画。

 町農林水産課の担当者によると、秋名・幾里地区では農家約10戸が2・6㌶で米を栽培。白米が多い。