奄美高文化祭

パクリ隊グランプリでお笑いを披露した3年6組の生徒ら

企画力と実行力発揮

成果、思い出に刻む

創立100周年記念

奄美高校(二石政彦校長、525人)は27日、「創立100周年記念第48回文化祭」を開催した。「100年の魂とうとがなし 伝統を受け継ぐ5つの輝き」のテーマにふさわしく、生徒たちは1年に1度の晴れ舞台で、日頃積み上げてきた成果を披露し、思い出を胸に刻んだ。生徒からは、「先生、生徒みんなが一体になれた」と喜ぶ声も上がった。

節目の文化祭を迎えるにあたり、各クラス・部活・課題研究班など日頃から準備・練習を重ね、記念イベントとして全校生徒・教員による巨大タペストリーの校章づくりにも挑戦した。

この日、体育館での開会式の後、待ちに待った文化祭がスタート。3年3組によるステージ「3年B組茂造先生」がはじまると大きな笑いや歓声が会場を包んだ。

3年6組によるお笑い「パクリ隊グランプリ」や、同1・2組の作業服ファッションショー「安全教育・奄高生と奄美のこれから」など、趣向を凝らしたユニークなステージで観客を魅了。商業クラブによる「フードグランプリ2016」のプレゼン報告や郷土芸能部の島唄など、各部活・研究班からも成果が発表された。

その他、校舎内では絵画や書道の展示、衛生看護科による健康診断など、生徒たちの企画力と実行力が存分に発揮された1日となった。

3年機械科の傳幹太さんは、「2週間前からみんなで練習してきた。最後の文化祭をみんなとできて良かった」と話し、娘が最後の文化祭ということで参加した、武田まゆみさんは、「とても楽しかった。娘もいい思い出になったのでは」と喜んだ。

なお、28日も文化祭の2日目が行われる。