知名町老連総会

演芸発表会で「キバレ熊本」と被災地にエールを送る出演者=知名町=

演芸発表で盛り上がる

キバリヨくまもと」エールも

 【沖永良部】町制施行70周年記念2016年度第45回知名町老人クラブ連合会総会(大野富常会長)が28日、同町のあしびの郷・ちなであった。昨年度収支決算や今年度事業計画など6議案を承認。総会後は、演芸発表で盛り上がった。

 会員や関係者など250人ほどが出席。最初に熊本地震の犠牲者に黙とうを捧げ、連合会の活動に尽力した8人を表彰した。大野会長は「今年は町制施行70周年となる。私たち高齢者の知性とパワーで町の発展のために頑張ろう」とあいさつ。平安正盛町長は「一人一人が健康増進に努め、共生協働の社会作りに取り組んで欲しい」と祝辞を述べた。

 今年度は、南三町老連ゆめ・ときめき交流研修会(6月)、同スポーツ大会(10月)、町老連ダンスパーティー(12月)などを計画している。

 7年前に同町に移住した曹洞宗僧侶、黒田寛之さん(77)が「喜寿の人生」をテーマに講演し、日本や世界を旅した経験を紹介。旅の醍醐味について▽日常性からの脱出▽異質な環境での厳しさ▽アイデアの創出―など10項目を挙げ「島の人は意外と島の良さを知らない。男性も女性も穏やか。外から来ると感じることができる」と述べ、これからの生き方として「食べ物や住居、衣装でも生活の中に感動がどれだけあるかが大事」とした。

 午後からは演芸発表会を開催。龍千会による大正琴演奏を皮切りに、20団体100人以上が出演し琉球舞踊や民謡を披露。大津勘・徳時集落のメンバーは、ダンスと一緒に「キバリヨくまもと」と手作りのフリップを掲げ被災地にエールを送った。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 【役員】久本晋、盛元経雄、神園雅充、叶文子、前田綾子、長谷川千代子
 【一般】宗村巌
 【感謝状】林川成三