やけうち学びフェスタ

やけうち学びフェスタでは、功労者一人一人に賞状が手渡された

記念講演を行った花田景子さん

多彩な催し楽しむ
宇検村村制施行100周年記念 花田景子さん講話も

 「宇検村村制施行100周年記念・笑顔あふれる生涯学習の創造」をテーマにした2017年度「やけうち学びフェスタ」(同村、同教育委員会など主催)が25日、同村の元気の出る館で行われた。この日は、同村の児童や生徒、講座メンバーら多くの人・団体が、日ごろの学習や活動の成果を披露。村内外から詰めかけた参加者らは、力強い発表に声援や拍手を送り、多彩な展示や催しを思い切り楽しんだ。

 同イベントでは、舞台発表や作品展示、各種表彰のほか、村制施行100周年を記念した記念講演なども開催。午前は第17回宇検村生涯学習推進大会、午後からは公民館講座閉講式・第27回宇検村文化祭が行われ、各種プログラムで学び・練習の成果が披露された。

 この日は、生涯学習推進大会から始まり、村民歌斉唱でにぎやかに開幕。元田信有村長が「ぜひこの機会に多彩な学び文化を見てほしい」とあいさつ、「守るべき文化がある地域は素晴らしい。各講師の尽力には感謝したい」と、功労者一人一人に賞状を手渡し表彰した。

 続く記念講演では、講師に貴乃花部屋女将・花田景子さんを迎え「相撲に見る日本人の心」を演題に講話。女将になって初めて気がついたという稽古の厳しさ、身体を作るための食事、弟子と親方との絆などが女将の視点から語られた。

 午後からは、公民館講座閉講式と文化祭、各種物産販売などもスタート。文化祭では、各講座による歌謡やフラダンスなどの余興、奄美二世の落語家・笑福亭竹三=ちくざ=さんによる一席も設けられ、会場は拍手や笑いで大いに盛り上がった。

 この他、ガーデニングや郷土の歴史教室など、各体験ワークショップでは大人も子どもも夢中に学習。館内では、生け花やハンドメイドの作品展示、茶道の実演が行われるなど、この日1日、多くの人が学びを通して交流の輪が広がった。