奄美を愛する三作家展

奄美を愛する「三人展」を開催している、(左から)近藤麗子さん、作城妙子さん、松山貴美さん

「三人展」のオープニングパーティーで盛り上がる、「バーラストチャンス」

世田谷のギャラリー

 

“奄美スピリッツ”堪能

 

 【東京】作城妙子さん、近藤麗子さん、松山貴美さんによる「三人展」が世田谷区のギャラリー「バーラストチャンス」(世田谷区代沢4―41―8竹ビル1階)で絶賛開催中だ。それぞれが目指す芸術が交錯、訪れる人たちに奄美を味わわせている。同展は、31日まで。

 三人展は、徳之島出身の作城さんが、奄美の自然に魅せられた近藤さんと、松山さんに声を掛けたことで実現した「奄美を愛する3人」によるグループ展。ガジュマルやチョウなど自然のモチーフをテーマに、それぞれの個性が表現されている。

 作城さんの作品は手に入れると「願いが叶う」と言われるもので、この展示の後はしばらく海外への展示に集中するため、今回がお薦めだ。近藤さんは、チョウなどを通じて豊かな自然や南国のエネルギーを表現している。

 一方、15歳から描き始めたという松山さんは、約10年ぶりの作品の展示。「水彩画などで具象化した人物や人間の内面を描いています」(松山さん)。また、松山さんのご主人で徳之島出身の松山 晃久さん(元力士)は、御徒町で「奄美ダイニングかんもうれ」を営んでいる。

 奄美のスピリッツを筆に載せて描かれた、三者三様の美意識を堪能できる貴重なグループ展となっている。31日はクロージングパーティー(先着30人)を開催。近藤さんは「この日は3アーティストともそろいます。素晴らしい演奏家の演奏や、おいしいお料理やお酒を楽しみながら、初めての方、奄美や南国が好きな方など、ご一緒に楽しめたらと思います」と話している。問い合わせは電話03―3795―5292へ。