予防グッズ売行き伸び

インフルエンザ予防対策の不織布マスク販売コーナー(ドラッグイレブン奄美店内)

インフルエンザ警報

 

うがい手洗いと洗顔奨励

 

 インフルエンザの流行期を迎えて、市内のドラッグストアなどでは予防対策としてマスクや消毒薬等の売れ行きが伸びている。販売担当者は、飛沫感染防止にマスク着用や、手洗い・うがいなどの励行を呼び掛けている。

 今月中旬に県全域でインフルエンザの流行が拡大し、奄美でも定点医療機関当たりの患者数が基準の30人を超えたため、インフルエンザ流行発生警報を発令。名瀬保健所によると検出されたウイルスの型は、A型とB型で混合流行の様相を呈しているという。

 奄美市名瀬鳩浜町の「ドラッグイレブン奄美店」では、インフルエンザ流行で予防対策グッズの不織布マスクや消毒薬など買い求める消費者が来店している。主任の渡邊伸広登録販売員(56)は、「不織布マスクは1箱60枚入りの大容量タイプより、3~7枚入りで5層構造や保湿ローション液配合など高機能なタイプがよく買われていて品薄状態だ」と話す。

 渡邊さんは「不織布マスク以外では、手洗い用の消毒薬やうがい薬なども出ている」と説明。「うがい薬はヨード系のものは殺菌タイプで、アズレン系はのどの炎症を和らげる消炎タイプ」と効用を解説した。

 栄養ドリンクでは、漢方の高麗人参を成分に含む商品も人気に。渡邊さんによると、「高麗人参は、免疫力を上げる効果が期待される」。

 インフルエンザの予防については、手洗いとうがいが基本と指摘。「ウイルスは飛沫感染するので、マスク着用が重要。また手づかみで食事しないよう注意する。うがいや手洗いをした後に、洗顔するとより効果的」と語った。