奄美新聞社ホームページ

安陵の父・奥田愛正先生を偲ぶ会

安陵の父・奥田愛正先生を偲ぶ会

【写真説明】奥田愛正氏の遺影に献杯する丸田会長

奥田氏を偲ぶ会

安陵会員ら220人

 愛正ムィ(兄)の愛称で慕われ、「安陵の父」とも言われる故・奥田愛正氏(享年77歳)を偲ぶ会(33回忌)が2日、奄美市名瀬の奄美観光ホテルであった。

 奥田氏が結成した大島中学・高校の卒業生でつくる同窓会組織「安陵会」(丸田卯禮男会長)の主催。

 同会員や奥田氏の親族、その功績と人柄を尊ぶ市民ら約220人が参加し、在りし日の奥田氏を偲んだ。

 式は大島中・大島高の校歌斉唱などに続き、丸田会長が実行委員を代表し、あいさつ。

 「安陵に咲き、安陵に散った、安陵の父、奥田愛正先生はまさに安陵の守護神。今後も、私達は偉大な先生の思いをしっかり受け継いでいきます」と、奥田氏の遺影を前に誓いの言葉を捧げた。

 来賓あいさつに続いて、吉見憲治さんによる奥田氏に寄せた詩吟と、奥田氏のひ孫で、大島高3年の岡村万由子さんら新体操部の部員による新体操演技の披露もあった。

 奥田氏に献杯した後、参加者同士懇談。

 過去の思い出をともに語り合い、思い思いに奥田氏を偲んだ。

 最後に親族を代表し奥田氏の娘・平田暉子さんが「半世紀も前のことながら、生き生きとした心温まる思い出や追想などを聞かせてもらい、子どもも知らない父の一面を発見できた。きっと父の霊も草葉の陰で喜んでいると思う」などと謝辞を述べた。

 奥田氏は1903年、大和村大棚に生誕。

 県立大島中学を経て、東京高等師範教員養成所卒業後、25年に母校大島中学の数学教師となり、46年に同校長に就任。

 49年退任後は奄美群島政府文教部長に就任し、戦時中荒廃した島々の学校再建に腕を奮った。

 その後も琉球政府文教局長、鹿児島県議会議員などの要職を歴任、75年に勲五等瑞宝章を受章した。

 生涯を郷土奄美の教育に捧げる一方、「安陵会」を結成し、初代会長を務め、81年1月5日の逝去の日まで、同窓会の充実と後進の育成に尽力した。

 83年6月に安陵会が大島高校正門脇に建立した胸像が、今も後輩達を見守り続けている。

コメント



認証コード5353

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional