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名瀬小石段を市文化財

名瀬小石段を市文化財

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「名瀬小学校敷地内の石段」と、復帰50周年の記念に建立された石碑=市教委提供=

市教委、保護審に諮問 復帰運動関連した史跡保存へ

 奄美市文化財保護審議会(弓削政己会長)の2013年度第1回審議会が30日、奄美市名瀬の奄美博物館であった。12年度の保護業務事業と13年度の事業計画案について報告。また、名瀬小学校敷地内にある石段を奄美市指定文化財にするため、市教委が同会に諮問した。

 坂元洋三教育長は「奄美群島は今年日本復帰60周年を迎え、群島民をあげて様々な催しが行われている。今回、審議していただく名瀬小学校の石段は、復帰運動に関連した史跡。その史跡を文化財に指定することは、今後の保存と継承、教育普及活動を推進する上で意義深いものとなる。この文化遺産を、観光や教育に役立て、地域の活性化を図っていきたい」とあいさつした。

 市教委では「名瀬小学校敷地内の石段」(仮称)の奄美市文化財指定に向け同会へ諮問。復帰運動発祥の地など、歴史的背景も含めての登録を目指すが、委員からは「学校の敷地内ということで教育活動への支障はないか」などの質疑も。同教委は「子ども達の生活に影響はない。復帰運動の象徴として、歴史的な価値を知ってもらうことが目的」とした。

 奄美市の指定文化財(旧3市町村統一分)は現在38件。同石段の具体的な設置時期は不明で、今後、物理的な計測作業や歴史検証、同会の答申などを経て新たな市指定文化財に登録される。

 このほか今年度は国委託事業として「文化遺産を活かした地域活性化事業『奄美遺産総合的活用事業』」(13年度申請中)の新規事業を展開。また、国補助事業の新規事業では赤木名城の保存方法や今後の対応などをまとめる「赤木名城保存管理計画策定事業」(13~14年度)を予定。そのほか、「名瀬都市計画小宿土地区画整理事業」に伴う埋蔵文化財緊急発掘調査(8月)も計画されている。

 奄美博物館の12年度入館者数は6521人で、前年度比443人減。弓削会長からは「奄美には大学の教授など研究者も多く来島している。この入館者数だけを見るのではなく、研究者らの来島などもまとめてほしい」という意見も挙がった。

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