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サンゴ礁保全対策協 着床は見られず

サンゴ礁保全対策協 着床は見られず

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市役所で開かれた奄美群島サンゴ礁保全対策協議会

12年度試験 大雨や台風影響で

 奄美群島サンゴ礁保全対策協議会(会長・伊東義久奄美市環境対策課長)の2013年度総会が31日、奄美市役所4階会議室であった。12年度の事業報告ではサンゴ礁再生にかかわる調査研究の成果を報告。13年度の事業計画案などを承認した。

 会には県や奄美群島12市町村の各担当課職員23人が参加。伊東会長は「サンゴ礁は観光資源としてもとても魅力的なもののひとつ。また、自然の防波堤としての役割を持つ大切なもの。現在、地球温暖化による白化減少やオニヒトデの被害など問題も多い。互いに情報を共有し、保護に努めていきたい」とあいさつした。

 12年度の事業報告では、サンゴ礁再生にかかわる調査研究について県自然保護推進員の興克樹さんが報告した。12年度のサンゴ着床試験(瀬戸内町実久沖)では、120個のサンゴ幼生着床具を設置(6月下旬)したが、梅雨時期の大雨や台風の影響もあり、着床は見られなかった。また、サンゴ移植試験では10年に瀬戸内町油井沖に設置した着床具を実久沖へ移植している。

 13年度の事業計画は▽サンゴ礁再生にかかわる調査研究=①サンゴ礁移植試験②移植後モニタリング調査③サンゴ礁モニタリング調査(12年度移植分)▽モニタリング講習会=開催地・龍郷町(開催時期10月頃)、天城町(同9月頃)▽オニヒトデ一斉駆除の呼びかけ―など。サンゴ礁移植試験では11年度に瀬戸内町実久沖に設置した着床具720個を利用し、9月頃の移植を計画している。

 また、同会では昨年に続き、オニヒトデ産卵前の6月を「サンゴ礁保全月間」と設定。昨年度は延べ26日間で延べ95人が群島内で駆除作業に従事。108匹のオニヒトデを駆除している。今年も実施するが、「危険を伴うもの。今年は一般の人は避け、プロのダイバーのみに呼びかける方がいい」などの指摘もあった。

 そのほか、14年度サンゴ礁シンポジウムの開催地についても協議。徳之島での開催を予定していたが、「世界遺産の登録を見据えて、鹿児島市での開催もいいのでは」などの意見も挙がった。今後、担当者らで改めて協議する方針。

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