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サンゴの産卵撮影

サンゴの産卵撮影

画像の説明
興さんが撮影したトゲスギミドイリイシの産卵=和瀬沖合、午後10時19分=

自然写真家・興さん

「多く着生して」

 奄美市名瀬の自然写真家・興克樹さんが30日夜、同市住用町和瀬沖合で、サンゴの産卵(ミドリイシ属の一斉産卵)の撮影に成功した。これから夏にかけて、奄美群島内の海では様々なサンゴが産卵する。オニヒトデや豪雨災害、台風などの被害を受けたサンゴが今年も無事に産卵の時期を迎え、興さんは「今回も、様々なストレスを受けたサンゴが無事に産卵し、安堵している」と語った。

 撮影した和瀬沿岸では、2010年10月の奄美豪雨災害で、海底へ泥土が堆積し、リーフ内や水路の海底近くのサンゴが被害にあった。また、11年の奄美大島南部豪雨でも泥土の堆積があり、12年は台風による高波でサンゴの破損も見られた。

 今回撮影したのは和瀬沖合100㍍で、水深1~4㍍。海水温は26度。撮影時間は午後10~11時で、興さんはスギノキミドリイシ・トゲスギミドリイシ・タマユビミドリイシ・ヤスリミドリイシの4種の産卵を確認したという。

 サンゴの産卵(放卵放精)は、精子と卵の入ったバンドルという直径0・5㍉ほどの大きさの淡いピンク色のカプセルがポリプから放出される。バンドルが海面ではじけ、他群体のバンドルの精子や卵と受精し、プラヌラという幼生になる。数日から数週間かけて適地に定着し、サンゴとして成長していく。

 興さんは「保全されているサンゴの群集は、幼生の供給源として重要。出来るだけ多くのサンゴの幼生が着生し、成長していってほしい」と話した。

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