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90年の歴史祝う 東京与論会

90年の歴史祝う 東京与論会

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義援金100万円が竹内会長(左)から南町長へ手渡された

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ロビーでのミニ物産展も盛況

関東大震災機に発足 地元への義援金や物産展も

 【東京】東京与論会(竹内英健会長)は1日、創立90周年記念総会・式典・祝賀会を、アルカディア市ヶ谷(千代田区九段北4)で開いた。会には、全国から300人以上の関係者が駆けつけ盛大に開催を祝ったほか、長く引き継がれてきた会の歴史を振り返りながら、今後のさらなる飛躍と発展を誓った。

 同会は、1923年(大正12年)に起きた関東大震災時、被災した出身者たちが先輩の龍野金澄氏を頼って避難、共同生活を送ったことを機に「在京与論相互共済会」として発足した。太平洋戦争の集会禁止令や戦災によって総会が一時中断されたが、戦後、総会を再開。会員たちの所在把握に苦労しながら会を育て、日本復帰運動にも尽力した。1968年、創立45周年時に東京与州会から東京与論会に改称、東京と与論とを結ぶ架け橋として、大きな役割を果たしてきた。

 記念式典の壇上にあがった竹内会長は、戦争や復帰運動など厳しい時代の中で、一致団結して会を守り、育ててきた先人に謝意。「努力の足跡を偲び、感謝し、喜びを分かち合う日にしたい」とし「世代を超え、次の10年、50年へ」と会のさらなる発展を目指すことを誓った。

 来賓としてあいさつに立った南政吾与論町長は「激動の時代を目の当たりにしてきた出身者たちが各分野で活躍してきたことに敬意を表する」と語り、町制施行50年の節目に関する行事や、昨年の記録的な台風災害に対しての同会の協力に感謝。「時代は平坦な道のりではなく、様々な課題がある。しまっちゅの誇り、郷土を愛する心を連綿と受け継ぎ、頑張っていかなければ。見守って欲しい」などと呼びかけたほか、花川與惣太東京都北区長(内田隆同区教育長代読)、太田英勝同町議会議長、嘉味田洋祐全国与論会会長、英辰次郎東京奄美会会長が祝辞。

 69年、同町出身の山下為吉氏が東京都北区東十条小学校長になったことが縁で、80年に与論・茶花・那間の3小学校と姉妹校盟約を結び、交流を深めてきた同校の福田猛校長は、同校児童が「与論は第二のふるさと。伝統の重みを胸に、友達の輪を広げていきたい」と語ったことに触れ「このような思いを受け止め、与論島との記念集会の様子などを見ることができるよう、3小学校とインターネットで結べないか相談している」と、交流拡大への取り組みを紹介した。

 また、功労者18人に感謝状が贈呈されたほか、台風災害の義援金として100万円が竹内会長から南町長に、東京奄美会からも義援金が手渡された。前与論町教育長の田中國重氏の記念講演「与論を出た先人に報いる与論教育の現状と課題」も行われた。

 与論町栄誉町民・佐藤持久氏の乾杯で幕を開けた祝賀会では、舞踊やエイサー、与論献奉の儀など、与論色豊かな余興が催され、参加者は与論島の黒糖焼酎「有泉」を酌み交わしながら、ふるさとの絆を再確認。与論島出身の歌手・寿里さんの歌や、三線、琉舞、漫談、空手演舞など華やかな舞台が続く中、フィナーレではかりゆしBAND、舞弦鼓などによるカチャーシーに全員が参加。踊る輪に笑顔の花が咲いた。

 ロビーではミニ物産展も開かれ、与論島の塩やうぶし、サーターアンダギー、かしゃ餅などの製品など、懐かしいふるさとの味を買い求める客で賑わった。

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