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請島の池地小中休校へ

請島の池地小中休校へ

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今年度で休校の見通しとなった瀬戸内町請島の池地小中学校=同校ホームページより=

116年の歴史

学校や地域「残念」の声

 瀬戸内町請島の池地小中学校(野島修一校長、児童生徒4人)では2014年度、3月末までに入学希望者や転入希望者がいない場合、児童生徒の卒業と転出によって休校となる見通しだ。同町内では現在、同校を含めて小学校13校、中学校11校が開校しているが、同校の休校により2014年度は小学校6校、中学校5校で休校となる。学校や地域からは「歴史ある学校なので非常に残念に思っている」の声が挙がっている。

 同校は1897年に開校し、116年の歴史を持つ。これまでの卒業生は小学校787人、中学校678人で、最盛期の1951年には270人の児童生徒が通っていたという。04年から児童生徒数が一桁台になって以降、現在は小学生1人、中学生3人が通っている。

 今年度の卒業生は中学生2人と小学生1人。小学校はもともと、今年度で休校予定だった。請畑美由紀PTA会長は「保護者としては、この島で子育てしたいという思いがあった。たとえ少ない人数でも、達成感を得られるような授業など、島でもできることがあると思っていた。そのため、学校存続のためにできることはないかと色々と意見を聞いていた」と語る。子どもを増やすため、子どものいる教職員の赴任や保育所設置による子育てサポートなどを訴えてきた。

 しかし、1月ごろから、子ども達自身から「残されるのは嫌だ」「他の学校に行きたい」という意見が出始めた。学校や家庭で話し合いを重ね、それぞれ転出という結論に至ったという。

 請畑会長は「池地小学校の授業では、週に2~3回、体育の授業に積極的に参加してくれるような地域の人もいて本当にありがたかったので、休校という結果は残念。私達も、もっと早くに子どもを増やすために取り組めたらよかった。そして一緒に存続に向けて頑張ってくれる仲間がもっとたくさんいたらよかったかも知れない」と語った。

 大島教育事務所によると、群島内では現在、休校となっている学校が小学校で7校、中学校で4校で、今年度閉校になる学校はないという。休校となっている学校は瀬戸内町が最も多く、池地小中学校と同じような離島の学校である加計呂麻島などでは留学制度などを活用し、児童生徒の確保に取り組んでいる。また、町内唯一の高校・古仁屋高校でも古仁屋高校振興対策費などを利用した古仁屋高校ふるさと留学制度を実施している。

 野島校長は「校区には小学生以下の幼児もいないのが現状。子ども達の思いも分かるが、休校はとても残念」と語った。

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