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LCC初参入7月1日から就航

LCC初参入7月1日から就航

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奄美に初参入するLCCのバニラ・エアのホームページ。路線は7月1日から就航が決まった

バニラ・エア 奄美―成田1日1往復

地元歓迎、対応に不安も

 伊藤祐一郎知事は4日、定例知事会見でANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)バニラ・エア㈱(石井知祥社長)が7月1日から、奄美―成田間1日1往復の路線を就航すると発表した。発表は同日の同社側の表敬訪問を受けたもので、奄美へのLCC参入は初めて。将来的な世界自然遺産登録を目指す奄美にとって、交流人口の拡大や地元住民の負担軽減も期待がかかり、関係者からは歓迎と対応への不安の声が挙がっている。

 同日、石井社長が県庁を訪れ、路線就航への計画を説明した。自然遺産の候補地である奄美は、同社にとってレジャー・リゾート路線を中心に展開する社の方針に合致。また、今回航空運賃の低廉化に充てられる見込みの奄美群島振興交付金が創設されたことから、交付金との連携を前提に決定した。

 同路線ではエアバスA320機(提供座席数180席)を使用。現在、関係機関へ申請中の運航スケジュールは、▽7月1日~8月31日=成田―奄美午前10時半発、奄美―成田午後2時10分発▽9月1日~同30日=成田―奄美午後2時50分発、奄美―成田同5時55分発▽10月1日~同25日=成田―奄美午前8時15分発、奄美―成田同11時30分発―となっている(変更される場合あり)。

 現在、奄美―東京間は日本航空(JAL)のみ就航。奄美―羽田間の片道運賃は、1万9千円~4万8千円に設定されている。同社の参入路線ではこれまで、既存路線を大幅に下回る料金を設定しており、奄美―成田間も大手航空会社の半額以下を目指す方針だ。同社広報によると、運賃と発売日は23日に発表する予定。

 路線就航決定に関して石井社長は、「成田空港から片道2時間半で行ける奄美大島は手つかずの自然が残り、世界自然遺産登録を目指すリゾート地。全身で感じられる大自然のパワーと癒しを多くの人に堪能してほしい。今後は地域と手を取り合って奄美大島の魅力を届けるとともに、住民にも路線を活用してほしい」とコメントした。

 奄美初のLCC参入に、経済界や観光関係者からは歓迎と不安の声が聞かれた。奄美大島商工会議所の谷芳成会頭は、「奄美群島が目指す国立公園指定や世界自然遺産への弾みになる」と期待感を示す一方、奄美の受け入れ体制を危惧する。キャッシュレス社会ヘの対応や新商品の開発など課題は山積しているとして、「観光客が満足できるよう、私達も意識を変えて体制を構築しないといけない」と気を引き締めた。

 奄美大島観光協会の斉藤正道会長も「LCCが参入してくれたことは奄美の観光にとって非常に喜ばしいが、路線が継続するためには安定した搭乗率が欠かせない。路線を維持するために民間も必要な対策を取り、後押ししなければいけない」と慎重姿勢。一方で「バニラ・エアの路線の結果次第で、今後新たなLCCが参入するかもしれない。官民一丸となって成功させたい」と意欲を示した。

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