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与論で「美ら島プロジェクト365」

与論で「美ら島プロジェクト365」

ゴミ拾いをなくすゴミ拾い
365日ゴミを拾い続ける「美ら島プロジェクト365」に挑む池田龍介さん(手前)、玄真光さん(中)、原田誠一郎さん(奥)=先月23日、与論町宇勝海岸=

子どもや孫が誇れる故郷残そう

「ゴミ拾い」続ける池田龍介さん

 【沖永良部】「島に帰って来て、その翌日から始めました」――。与論町の北側、宇勝海岸。先月23日朝6時30分。前日の雨が残る中、ゴミ拾いをする人がいた。

 ゴミの種類は、木片や瓶、金属など様々。「2週間かけて集めた。早く次の場所に移りたいけど」。池田龍介さん(29)は、今年の3月31日、故郷の与論島に帰ってきた。

 高校を卒業後、島を離れ長野県で就職、自然体験を通して次代の担い手となる青少年の育成に努めてきた。

 「島で生活していた時は、きれいな海が当たり前だと思っていた」。島を出て、外から地元の自然や文化を見つめ直した。やはり素晴らしかった。「子どもや孫が誇れる故郷を残したい。島のために今の自分が出来ることを考えたら『ゴミ拾い』だった」。

 島にUターンした翌日、池田さんは「誇れるふるさとネットワーク」を設立。同時に365日ゴミを拾い続ける「美ら島プロジェクト365」をスタートさせた。

 5月23日で53日間。島を離れる時は、旅先でゴミ拾いをした。「行き先で手伝ってくれる人もいた。自分一人では続けられなかったかも」。

 この日は、池田さんの同級生、玄真光さん(29)と島の先輩として慕っている原田誠一郎さん(55)の姿もあった。「作業は、朝6時半から1時間だけ。仕事の前に、都合のつく日に来ていい」(池田さん)。清掃の様子はSNSのフェイスブックで紹介。情報を聞きつけた有志が、指定場所に毎朝集まる。

 「続けると習慣になる」と笑顔を見せた玄さん。2011年4月に島に戻ってきた。「彼(池田さん)の話を聞いて、自分も行動しようと思った。観光客はきれいな島だと言うが、結構ゴミが多い」。

 原田さんは「他の島も同じ状況だと思う。後輩が始めた活動をうれしいと思う半面、年上として恥ずかしい気持ちになる」。

 現在の活動は全てボランティア。プロジェクトスタート時、集めたゴミは池田さんが家に持ち帰り処分していた。5月からは、同町役場環境課がゴミを回収することになった。

 池田さんは「一緒に行動してくれる仲間と町の協力に感謝している。ゴミ自体を無くすことは難しいが、ゴミを捨てない社会は作れるはず。ゴミ拾いから新たな課題を見つけ、今後は社会的に価値のある『仕事』に結びつけたい」。意欲的に語った。

コメント

  • 一人旅の楽しさ!

    この取り組みを1人でも多くの人に伝えたい・・・・また、与論の行ったら参加しま〜す。




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