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鹿浦小で飛び込み授業

鹿浦小で飛び込み授業

絵本作家・秦さん
自由画の楽しさを伝えた絵本作家の秦好史郎さん=29日、伊仙町鹿浦小で

自由発想の絵を楽しんで 絵本作家の秦さん

 【徳之島】「既成概念にとらわれずに、自由な発想で楽しい絵を描いて」。絵本作家でイラストレーターの秦=はた=好史郎さん(51)=東京都=が29日午後、伊仙町立鹿浦小学校(押領司なおみ校長、児童数12人)のキャリアアップ教育「ゆめ授業」に飛び込み講師で登場。児童たちと絵の具にまみれたワークショップを通じ、自由発想の絵の楽しさを伝えた。

 きっかけを提供したのは町内の社会福祉法人・青松福祉会(松永晶子理事長)。運営する「わかば保育園」(犬田布)の園児たちの豊かな感性を育もうと2年前にサトシンさん、昨年はキムラダイスケ(木村太亮)」さんを招へい。絵本作家のネットワークで今年は秦さんが希望した。

 ワークショップは5、6校時に体育館であった。秦さんは、児童たちに「立派な作品を作るのが目的ではなくて、いろんな言葉にとらわれない自由な感覚を体験して」など前置き。何のルールもないまま気ままに線を引き絵の具と遊ぶ、絵を描くことは自由を楽しむ時間であることなどをアドバイス。手指を使った表現技法の実技も示した。

 児童たちは個々の「等身大」のシルエット線を引き合ったあと、目を輝かせながら絵の具筆で直接、闘牛や海山の自然・生き物などを思い思いの色彩で自由奔放に描いた。そのきばつで豊かな感性に教職員たちからは驚嘆の声が上がった。

 秦さんは「闘牛や魚とか生き物の絵が多いのには驚いた。人間が作ったものは単純だが、動物とかは非常に複雑で、それを肌で感じことのできる豊かな感性がある」。「子どもたちは歳を追うごとに絵を描くことが億劫になってくる。上手に描かないと『下手』と言われ、人の評価を怖がって描けなくなる。絵は自由に楽しく描いてもいいということを伝えたい」とにっこり。

 30日はわかば園などでもあった。

 1963年、兵庫県西宮市生まれ。絵本のほか挿画やイラスト、ブックデザインも数多く担当。「ちいさなかがくのとも」(福音館書店)のロゴデザイン、シリーズ装丁、「こそあどの森シリーズ」(岡田淳著/理論社)シリーズ装丁、ブックデザインなどでも活躍中。

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