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ハンディ超え〝中学生落語家〟

ハンディ超え〝中学生落語家〟

井之川亭輝之助
新春初笑いを提供して拍手を浴びた「井之川亭輝之助」こと前和輝さん(井之川中2年生)=3日、徳之島町文化会館

初笑いと感動

「井之川亭輝之助」登場

徳之島町で記念イベント

 【徳之島】徳之島町町制施行60周年記念イベント「新春初笑い、島の芸達者バラエティーショー」(同町文化会館主催)が3日、同会館ホールであった。障がいのハンディを超えて落語にチャレンジ中の中学生「井之川亭輝之助」をはじめ、芸達者な老若男女たち10組が出演。多彩な〝かくし芸〟の数々で約550人の観客を楽しませた。

 町制施行60周年の年の記念イベントの第1弾として、様々なジャンルの「島の芸達者」たちをピックアップしての初公演。キッズダンスペア「HANA&NINA」のヒップホップで開演し、元プロの演歌歌手清田まさはるさんのギター歌謡や島口漫談でおなじみ東三彦さんの落語。熱血オヤジバトル・グランプリの「まぶらい」。高校生ら「花徳稲すり節一座」の郷土芸能など多彩な〝島芸人〟たちが出演。

 そして、車いす上でちょっぴり照れつつ「今年1年、笑顔であふれるよう、落語で笑いを届けに来ました」と登場。爆笑とさわやかな感動を誘ったのは「井之川亭輝之助」こと、井之川中2年生の前和輝さん(14) だ。

 「うちの夫婦関係は難敵の肺炎によく似ている。どこが? 熱はもう下がっているが、せき(籍)が抜けない」。「父が、彼氏にフラられて落ち込んでいる娘を慰めようと、『おまえ、人間は顔じゃないよ』と、いうべきところを、『おまえ、人間の顔じゃないよ』と言ってしまった」。自らアレンジも加えた小噺(ばなし)を計7題披露して、称賛と感動の拍手を浴びた。

 母節美さん(49)=徳和瀬=によると、和輝さんは未熟児で産まれた際の影響で両下肢麻痺の障がいが。幼児期から歌うことが好き。徳之島に特別支援学校の設置を求めている保護者ら関係者を元気にするために〝車いすのシンガーソングライター〟森圭一郎さんが作詞・作曲した『ひまわり』が特に大好き。

 落語には、井之川中の担任の勧めもあって約1年前から挑戦を始めた。初のヒノキ舞台を見守った節美さんは「元々、人前に出て話をするのが好き。学年が上がるにつれて緊張感を覚え始めたようだが、思った以上に頑張り、しっかりとしゃべってくれたことに感動しました」。わが子の確かな成長ぶりに目を細めていた。

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