ジュニアオールスター壮行試合

ジュニアオールスター壮行試合

 

奄美3選手が活躍
「もっと練習してうまくなりたい」園田(小宿中)
「緊張したけど楽しめた」林(大島高)
「鹿児島のレベルアップを」中元(鹿商高、金久中卒)

 

 レブナイズの前座で中学生のジュニアオールスター全国大会(3月28日―・東京)に出場する鹿児島選抜と高校1年生選抜の壮行試合があった。奄美関連では中学男子に園田陽介(小宿中)=写真左=、高1女子に林杏樹(大島高)=写真中央=、同男子に中元聡師(鹿児島商高、金久中卒)=写真右=がメンバーとしてそれぞれ活躍した。

 「チームを動かす」ことが主な仕事だった園田は「守備では頑張れたけれど、攻撃がダメだった」と反省。先日の県新人戦2回戦で対戦し優勝した池田や準優勝のれいめいのメンバーらと同じコートに立ってプレーした。序盤は体格に勝る高校生に離されたが、第3クオーターで園田らがコートに立っている時間帯に逆転に成功。「このまま勝てる」手応えを感じられたほど、チームメートを頼もしく感じた。「まだ大会まで時間はあるので、もっと練習してうまくなりたい。チームの目標は決勝トーナメント進出」と全国への意気込みを話していた。

 林は「後輩」の中学生に胸を貸した。スタメンで出場しながら前半は「緊張して思うように動けなかった」が徐々に慣れてくると持ち味を発揮。第3クオーター終了間際には同点、第4クオーターには勝ち越しシュートを決めるなど9得点を挙げチームに貢献した。「普段できない経験ができた。この経験をチームに持ち帰り、チームのインターハイ出場を目指したい」と話す。

 左足首の故障でコートには立てなかった中元だが、ベンチで気づいたことなどを積極的にチームメートに声をかけた。「自分のチームと違うやり方が勉強になったし、自分たちのやり方が良いと思ったことは伝えるようにした」という。その方が「鹿児島のレベルアップにつながる」と思ったからだ。来年の鹿児島インターハイはこのメンバーたちとしのぎを削って出場権を争うことになるが「鹿商を引っ張って全国で戦えるように頑張る」と夢を語っていた。
     (政純一郎)